21日 7月 2021
Tor Browserのアップデートでglibc 2.8以上が必要となり、CentOS 7のglibc 2.7ではTor Browserが動かなくなった。glicの入れ替えは影響が大きい。そこでこの記事ではCentOS7上のFlatpakでTor Browserをインストールして動かす手順を記載する。ただし、日本語の入力で不具合があるので注意。
Table of Contents
1 Flathubを有効にする
システム全体で有効にする場合は–userを外してsudoで実行する。
$ flatpak remote-add –user flathub https://flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo
2 torbrowser-launcherをインストールする
$ flatpak install -y flathub com.github.micahflee.torbrowser-launcher
言語環境を変更した場合はインストールし直す必要がある(例えば、en_US.UTF-8から ja_JP.UTF-8に変更した場合)。
$ flatpak uninstall -y com.github.micahflee.torbrowser-launcher$ flatpak install -y flathub com.github.micahflee.torbrowser-launcher
3 torbrowser-launcherを実行する
desktopファイルはすでに登録されている。GNOMEデスクトップ環境で表示されない場合はalt + F2でコマンド実行ダイアログを開き、rを実行してデスクトップ環境を再起動する。
CLIの場合は以下を実行する。
$ flatpak run com.github.micahflee.torbrowser-launcher
4 日本語入力の不具合
日本語 (Mozc)でも日本語 (かな漢字)でも日本語入力で不具合がある。変換部分を選択するような長い文章を変換するのに向いていない。
“がそくざにはひょうじされない”という文章を変換しようとすると、入力ボックスに” がそくざにはひょうじされない”と表示されつつ、”が即座には表示されない”という変換候補が出るはずのところ、変換候補は出るものの入力ボックスに何も表示されない状態になる。
]]> tagPlaceholderカテゴリ: centos-7, flatpak, tor, 202107