1 SDL
SDLとはSimple DirectMedia Layerの略で、Cで実装されたマルチプラット フォームな描画ライブラリです。Simpleという名がつくように、単純な機能 に絞られておりますが、Windows、OSX、Linuxをサポートしており、SDLを用 いることでマルチプラットフォームなアプリを作成することができます。
SDLは1.2系と2.0系が存在し、インターフェースに差異があります。2.0系は 比較的新しい環境で導入されつつあります。 2.0系ではiOSとAndroidがサポートされており、新規にSDLを利用するユーザ は2.0系を選ぶべきでしょう。 SDLのWikiに1.2系から2.0系へ移植する為のガイドがあります。
SDL自体は機能が絞られている為、文字列描画等を実現する為には、SDL_ttf 等を利用する必要があります。
1.1 SDL_ttf
SDLを用いて文字列描画をサポートするライブラリです。
1.2 SDL_image
SDLではサポートしていない画像形式をサポートするライブラリです。PNGや JPEGを用いることができます。
1.3 その他
その他にも音源を扱うSDL_mixer等の各種プロジェクトが存在します。
2 インストール
2.1 osx
SDL 2.0、SDL_ttf、SDL_imageのdmgパッケージが用意されているので それらを取得してインストールします。 dmgをダブルクリックした後に展開される[パッケージ名].frameworkディレ クトリ一式を/Library/Frameworksディレクトリ配下にコピーします。